世の中のルール

オレは今現在就職活動中なわけだが。

そもそもオレの年齢で大した特技がなく、ブス、デブ、持病あり、学歴高、では、なかなか就ける職があるわけもなく。

もちろん、選ばなければ色々とあるとは思う。

でも、多少は選びたい。

続けられる職じゃないとダメだし、オレが倒れたら、にゃんずの世話ができないし、それなりに金が稼げないと困るし。

そして、オレは、自分が動けなくなることがあること、そして、何よりも職場側に多少なりとも配慮して欲しかったという前職での苦い経験がある。

だから、自分が精神障害者として認定される可能性があると知り、それに飛びついたのだ。

それからは、就労移行支援センターの担当者にも言われたが、それなりに順調にきていると思う。

だから、今、オレの雇用を検討してくれている職場には、オレなりに誠実に勤めたいと思っているし、オレなりに頑張っていると、「オレ」は思う。

だからこそ、頑張らなかったヤツに腹が立っている。


実力がないことや病気で出来ないことがあるのは仕方がないと思う。

例えば、ある種の精神障害者は、口頭で指示されたことが理解できない。

紙やメールで「文章として」書かれたことなら理解できる人もいるし、文章ではなくて箇条書きなら大丈夫な人もいるし、文ではダメで絵や図解でなら分かるという人もいる。

また、認識力に障害が出る人もいて、臨機応変などは無理という場合もあるし、1度に様々な情報が来ると非常な混乱を来たす人もいる。

1度にどっと情報が来ると、ほとんどの人は混乱するものだが、その混乱の仕方が「異常なほど」なのだ。

情報の取捨選択が困難だったり、神経が興奮してしまい大声を出したりして周囲の刺激を遮断しようとしてしまったりする。

適切な情報の提供により、実は大変な能力を発揮出来る人もいるらしい。

しかし、ほとんどの場合、最も学習に適した年齢時に適切な教育や学習が行われず、むしろ学習に拒否反応を示すようになり、「実力のない人」になっていく。


世の中は「健常者」向けに出来ている。

だから、健常者は「異常者」を不快に感じ、排除しようとする。

それは自然な動きであり、生物としての本能なのだとオレは考えている。

だから不快に感じることや排除したいと考えることを、オレは非難しないし否定しない。

ただ、そういった「異常者を排除する社会」だと、自分が弱い側に突き落とされた時に「自分」が困るんだよ、と言いたい。


ただね、障害者の側にも問題がある場合もあるのだ。

世の中にはルールがある。

そのルールは、最低限の物は守らなければならない。

「出来ないこと」はある。それは、確かにある。

前述のように、大きな声を出してしまう人もいる。

オレのように天候によって半ゾンビ化するヤツもいる。

目の不自由な人は補助者が必要な場合があるし、耳の不自由な人は会話に不自由なこともある。

車椅子の人にとって段差は苦労するし、周囲の人の助けが必要になることもある。

健常者向きの社会の中では、「障害者」は健常者よりもはるかに努力しなければならないことが多い。

それは仕方がないし、本来の「人間社会」ならば、助けあって生活できるようになることが望ましい。

でも、実際にはヒトに過ぎないから、障害のある者、弱い者が、真っ先に蹴落とされる。

そして、オレは、それも認めざるをえない現実だと思っている。

でもね、守れるルールは守るべきだ。

ルールが理解できない、ルールを覚えられない、ならば、周囲が適切に対処しなければならないし、その場合のルール違反は周囲にも責任があるとオレだって思う。

しかしだな、そこにもある程度の限度はある。

どうしてもルールが守れないのであれば、一般社会からの隔離も受け入れなければならなくなる。

最悪の場合、社会から切り離される。殺される場合もある。

ただし、そのルールを守れない者が多い場合は、そのルール自体が間違いなのだとオレは思うけどね。


長々と書いたけれど、オレが今回書きたかったのは、

勤務時間中に個人のSNSをするな!

勤務先から貸与されている端末で個人SNSやブログをするな!

やるならバレないようにやれ!

証拠を残すな!

という、就職するならば守らねばならないことを守れということだ。

オレも前職の時は、ちょこまかと拙文を勤務時間中に書いたりしていたけどさ。

さすがに個人ブログの更新やFacebookへのアクセスをしたりはしなかった。

バレたらマズイと分からないほどのボケではないつもりだ。


別に、4月から社会人になる人たちへ贈る言葉のつもりはない。

不惑も過ぎた馬鹿者の所業に対する苦言である。

実際にやらかした馬鹿がいるのだ。

障害者だから仕方がない、などというレベルの問題ではない。

ああいうアホな輩は、同じ「精神障害者」としても理解できない。

自分のPCと貸与されたPCの違いが理解できないのであれば、周囲もそういう対応をするだろう。

そうやって「精神障害者」は隔離されていくのである。

にゃおやしき

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