しろくまカフェ
とうとう「しろくまカフェ」のBlu-ray Boxを買ってしまい、暇ができると見ている。
昨日、ちょうど常勤パンダさんに焦点が当たった話を見た。
常勤パンダさんが「自分もパンダなのに」カワイイと言ってもらえない、と居酒屋でリンリンに愚痴る、というシーン。
パンダくんは、浮世離れというか自己中と良くも悪くも天然が合わさっていて、自分で金を稼いで生活するという覚悟が全くない。
それに比べて常勤パンダさんは妻子合わせて4人(頭?)を養わねばならず、動物園でパンダコーナーに勤めながら内職までやっている。
つまり、常勤パンダさんは生活臭を身にまとい、中年の悲哀がオーラとなって滲み出ているのね。
だから独身で独り暮らしの飼育係である人間の半田さんにも人気投票で負けてしまったりするのだと思う。
生活臭漂うおっさんが一生懸命にカワイイ振りをしても、見ている方はしらけちゃうよね........
コメディアンは生活臭を出してはいけないのだと思うのだな。
真面目に、本気で、全力で、バカをやらないとコメディにもギャグにもならない。
そこに照れがあったり、家族を担っている責任感なんぞが見えたりすると、見ている側も笑えないし、楽しくない。
コメディやギャグは、一瞬でも現実から離れないとね。
そうでないのならば、現実を笑い飛ばしたり、突き放す気迫なんてものが要るような気がする。
だからこそ、常勤パンダさんを見るオレたちはニヤニヤできるのな。
実際には、動物園の動物を見る人は、動物の自然(そう)な姿に、自分には無い物を見て、心癒されることを望んでいるような気がする。
オレは見たくないけれど。
ところで。
やっぱりシロクマくんはいいなあ。
あの、ちょっと腹黒いところもいいわあ。
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