マグマ大使とウルトラマンの違い
君はマグマ大使を知っているか?!
これを書くと年齢が確実にばれるんだけど、オレは両方をリアルタイムで見ていたのではないかと思う。
というか、たぶんマグマ大使はリアルタイムで見ていた。
ウルトラマンは再放送かもしれない。
マグマ大使の方がマイナーになっちゃったよね。シリーズ化されていないし。
マグマ大使とウルトラマンで何が違うかといえば、マグマ大使には「手塚治虫」というマンガの神様が原作者として関わっていた点が大きいだろう。
そして、マグマ大使は地球の化身ともいえる「アース」という精霊?みたいな爺さまが作ったロボット人間なのね。
それに対してウルトラマンは異星からやってきて地球人を助けるようになった異星人。
そのため、マグマ大使は話を広げるには制約があり、ウルトラマンはどんどん話を追加できた。
しかし、オレの個人的な考えは別にある。
マグマ大使の怪獣のデザインが、ウルトラマンよりもチープだったの!
これはあくまでもオレの感想だけどさ。
そもそもウルトラマンの怪獣デザインは成田亨さんという素晴らしい造形作家が誇りを持って作っていた。
マグマ大使の怪獣デザインは、恐竜をモチーフにした物が多く、むしろ職人さんの手作りの匂いを感じるのだ。
ガレオンやダコーダみたいなのもいるけどさ。怪獣としても魅力があまり感じないの。
ゼットン様やブルトン、ベムラーといった怪獣は、恐竜とは全く異なる系譜だと思う。
そして、何よりもマグマ大使とゴア様が格好良かったの!!
もうね、すっごく素敵だったのよ。
ガムは可愛かったし。
人間モドキは怖かったし.........村上一家の母親が入れ替わっていたことが判明するシーンは、その後何度も悪夢で見た。
村上マモルも父親の新聞記者もとても魅力的だった。
つまり、主要登場人物に魅力があり過ぎて、彼ら抜きのマグマ大使という番組は考えられないレベルだったのだ。
ウルトラマンでは、ハヤタは無個性だったし、科学特捜隊のメンバーはそれぞれ個性的ではあったが、あくまでも「科特隊の隊員」で、彼らが自分で考えて独自に動いたり、個人的に陥れられたりという場面はそう多くは無い。
ウルトラセブンでは、ウルトラ警備隊の隊員各々の物語も多少はあった。
ダンが地球人との関わり合いの中で悩む回もあった。
でも、やはり主役は侵略者である宇宙人(ノンマルトなどの「地球人」もいたけど)だった。彼らが魅力的な回ほど面白かった。
ペガッソ星人、メトロン星人、アンノン、ギエロン、ガッツ星人........
一方のマグマ大使は、あくまでも敵はゴア様中心であり、ゴア様が魅力的であり、怪獣は手下に過ぎなかった。
懸命に戦う村上一家は何の力も持たず、マグマ大使一家と友情を育み、絆で結ばれていく。
そして、ゴア様とマグマ大使が格好良かったの!<= 何度言うか
ゴアゴンゴンはいただけなかったわ........だから、オレの記憶の中からは抹消されている。
とはいえ、そんなオレもマグマ大使をリメイクして欲しいと全く思わない。
無理。ありえない。
マグマは「あの」マグマだし、モルは優しいモルだし、ガムはやんちゃなガムだし、ゴア様はゴア様だ。
アニメ版が作られていたというので、DVDを買ってみたが、見る度胸が無いでいる。
うーんんんんん......だって、ゴア様が美しくないんだもの............やっぱり、ゴア様はゴア様だよなー、子供に甘くて、ちょっとワガママで。
ウルトラマンは怪獣が人と共存する世界を描けるけれど、マグマ大使の怪獣はゴアの侵略の道具でしかないんだよね。
ゴア様のフィギュアってあるかな。出来が良かったら買っちゃいそうだな......
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