Thunderbird are Go!
日本で「サンダーバード」のオリジナル版が放映された当時、オレは見ていなかったと思う。
その後の再放送で何度も見たけど、
当時の子供たち、特に女の子はバージルに憧れたんじゃないかなあ。
あのずんぐりむっくりのサンダーバード2号が格好好く思えて、おもちゃを買ってもらって遊んでいた。
だから、CGによるリメイクと聞いて、ものすごく嫌だった。
なぜなら、ひどい映画版を観たからだ。
米国の某監督による実写版映画は、それは悲惨なものだった。
監督インタビューを読んだら、その人はオリジナル版を見たことがなかったと言う。
だからだな、と合点がいった。
オリジナル版への愛が全く感じられなかった。
あれは愚作、駄作の類である。
そのため、リメイク版を見るのが怖かった。
それでも録画してでも見たのは、オレのサンダーバードへの、トレーシー一家への愛である!
リメイク版では大好きなパパ、ジェフ・トレーシーが事故で行方不明という設定になっている。
悲しい........生きていてね、復活してね、お願いだから!と切に願っている。
本作は、オリジナル版への愛が随所に見られ、ファイアーフラッシュ号の事故など、オリジナル版ファンなら「うっしゃあ!」と叫びたくなる話もあり、納得の出来ではある。
CGの「まだ人体をきちんと表現できない」点をうまく利用して、人形に近い造形にしているのも好ましい。
気になるのは、人物の頭身がね................3頭身か4頭身とまでは言わないから、もうちょっと何とか................
CGの使いどころ、という点では、背景や水、トレーシーアイランドなどの建造物や山など、メカニックや人物以外のほとんどをジオラマで作ったのも素晴らしいと思う。
メカニック関係はCGで描くとよいと思うが、山や植物、水などの表現は、やはり実物には敵わない。
基地の内部などもジオラマを手作りしたというのも愛だとオレは思う!
不満もあるよ。
それはフッド。
オリジナルの方が素敵だった。怪しかった。今のような間抜け面ではなかった................
少しリアルな人物顔に近づけようとしたのだと思う。
しかし、あの強烈な眼が失われたのは痛い。
オリジナルではフッドが間抜けな失敗をするラストが多いが、今回は渋く決めてくれている点はうれしい。
そして、ジョンの大活躍もうれしい!
あの兄弟の中では、ジョンが1番ハンサムだと思っていたんだよ!
オリジナル版ではアランに人気があったみたいだけど。
オリジナル版は映画版も含めて、LDもそろえたし、DVDも買った。
ゆっくり通しで見たいなあ.......
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